神戸牛専門店が考えたご家庭での衛生管理術
ご家庭での衛生管理術
食品だけでなくお皿にもテーブルにも表面には極微量の雑菌がついています。ここでは調理の時に気をつけていただきたい事を述べます。
食肉を美味しく安心して召し上がるために
菌はお肉の表面についています。ステーキも表面を高温で焼くのでレアでももちろん問題ありません。ひき肉の料理はしっかり中まで火を通してくださいね。
お肉の料理には大別して「焼く」「ゆでる」「煮込む」「揚げる」「蒸す」の5つの方法があります。それぞれの表面温度は次のようになります。
お肉の調理方法
焼く:網焼きやフライパン焼きなど、肉は高温に熱せられた鉄板や空気に触れることによって200℃を超える。
ゆでる・蒸す:100℃程度
煮込む:75~100℃程度
揚げる:180℃程度
このように、「焼く」「揚げる」料理は表面温度が高温にさらされること、「ゆでる」「煮込む」「蒸す」料理についてはじっくりと熱を加えることになるため、肉の表面は十分に火が通った状態になっており、安心して食べることができます。
ハンバーグなどひき肉を使った料理の場合は内部まで十分に火が通るよう、よく加熱してください。
O-157による食中毒ワンポイント
O-157は牛・豚の腸内細菌として存在する事があり、他の菌と同じくお肉の表面についていることが極稀にありますが、熱に弱く75℃では1分以上の加熱で死滅します。調理には十分な加熱をお願いします。
「O-157」を逆さにして覚えよう!
★「751-O」75℃ 1分でゼロ★
・まな板・包丁・食器などは熱湯で十分消毒し、手もよく洗いましょう。
・調理した食品が残ったら冷蔵庫で低温保存してください。
・サラダなど、生でいただくものは、専用のまな板や包丁を用意して、使い分けをするのもおすすめです。